next up previous contents
Next: 1.7.2 準静等温過程 Up: 1.7 閉じた系の可逆サイクル（カルノーサイクル）での熱と仕事 Previous: 1.7 閉じた系の可逆サイクル（カルノーサイクル）での熱と仕事

1.7.1 断熱過程

断熱過程では周囲と熱のやりとりをしない。熱力学第一法則の式(1.7) p. [*]から

$\displaystyle \Delta U = Q + W$

である。断熱過程では$ Q = 0$ であるので、

$\displaystyle \Delta U = W $

となり、過程の前後の内部エネルギーの差が得られる仕事となる。内部エネルギーは状態によって決まる状態量であるので、過程の前後の状態が分かれば、得られる仕事が分かる。

next up previous contents
Next: 1.7.2 準静等温過程 Up: 1.7 閉じた系の可逆サイクル（カルノーサイクル）での熱と仕事 Previous: 1.7 閉じた系の可逆サイクル（カルノーサイクル）での熱と仕事

この図を含む文章の著作権は著者にあり、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 3.0 非移植 ライセンスの下に公開する。