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2.3.1 断熱過程

断熱過程では周囲と熱のやりとりをしない。熱力学第一法則の式(1.7) $ ^{\text{p.\pageref{eq-1stLaw}}}$ から

$\displaystyle \Delta U = Q + W$

である。断熱過程では$ Q = 0$ であるので、

$\displaystyle \Delta U = W
$

となり、過程の前後の内部エネルギーの差が得られる仕事となる。内部エネルギーは状態によって決まる状態量であるので、過程の前後の状態が分かれば、得られる仕事の大きさが分かる。


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