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3.3 閉じた系の可逆サイクル(カルノーサイクル)での熱と仕事

可逆サイクルであるカルノーサイクルでの熱と仕事のやりとりについての詳細を示す。3.2.2節で示したようにカルノーサイクルを熱機関として動作させると以下の過程となる(図3.18)。

準静等温過程 1→2
低温熱源へ熱 $ Q_\mathrm{12}$ [J]を渡し周囲から仕事 $ W_\mathrm{12}$ [J]をされる
可逆断熱過程 2→3
圧縮され周囲から仕事 $ W_\mathrm{23}$ [J]をされる
準静等温過程 3→4
高温熱源から熱 $ Q_\mathrm{34}$ [J]を受け取り周囲に仕事 $ W_\mathrm{34}$ [J]をする
可逆断熱過程 4→1
膨張して周囲に仕事 $ W_\mathrm{41}$ [J]をする

図 3.18: カルノーサイクル
\includegraphics[width=100mm]{figures/ClosedCycleReversible.eps}



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