next up previous contents
Next: 1.7.1 断熱過程 Up: 1. 熱力学の基礎 -熱と仕事と理想サイクル- Previous: 1.6.2 可逆サイクルの過程(カルノーサイクル)


1.7 可逆サイクル(カルノーサイクル)での熱と仕事

可逆サイクルであるカルノーサイクルでの熱と仕事のやりとりについての詳細を示す。1.6.2節で示したようにカルノーサイクルを熱機関として動作させると以下の過程となる(図1.24)。

  1. 準静等温過程 1→2 高温熱源から熱$ Q_{12}$ を受け取り周囲に仕事$ W_{12}$ をする
  2. 可逆断熱過程 2→3 膨張して周囲に仕事$ W_{23}$ をする
  3. 準静等温過程 3→4 低温熱源へ熱$ Q_{34}$ を渡し周囲から仕事$ W_{34}$ をされる
  4. 可逆断熱過程 4→1 圧縮され周囲から仕事$ W_{41}$ をされる

図 1.24: カルノーサイクル
\includegraphics[width=100mm]{figures/SimpleCycleReversible.eps}



Subsections
next up previous contents
Next: 1.7.1 断熱過程 Up: 1. 熱力学の基礎 -熱と仕事と理想サイクル- Previous: 1.6.2 可逆サイクルの過程(カルノーサイクル)


この図を含む文章の著作権は著者にあり、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 3.0 非移植 ライセンスの下に公開する。