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1.2.5 熱力学第一法則の式

系と周囲で物質の出入りがなく系の位置が変わらなければ、系が外部とやりとりする熱の和$ Q$ [J]と仕事$ W$ [J]の総和は熱力学第一法則より内部エネルギーの変化量$ \Delta U$ [J]と等しい。熱$ Q$ [J]と仕事$ W$ [J]が外部と出入りすることによって内部エネルギーは変化する($ \Delta U$ [J])ので、次式で表される(外から伝わり入る方向を正、外へ伝え出る方向を負とする)。

$\displaystyle \Delta U = Q + W$ (1.5)

熱力学第一法則、温度、仕事、熱、内部エネルギーの導入方法には何通りかあり、BejanのAdvanced engineering Thermodynamisc[#!2006Bejan!#]の1.8節によくまとめられている。


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