理想気体温度と熱力学的絶対温度

理想気体温度も熱力学的絶対温度と同じように、可逆サイクルにおける熱の比と理想気体温度の比が等しくなることを示す。

理想気体の状態方程式は次のように表される。

$\displaystyle PV = n k_\mathrm{B} N_\mathrm{A} \varTheta$ (C.1)

ここで、アボガドロ数 $N_\mathrm{A}=6.022 \; 140 \; 76 \times 10^{23} \; \mathrm{mol}^{-1}$、ボルツマン定数 $k_\mathrm{B}=1.380 \; 649 \times 10^{-23} \; \mathrm{J/K}$。ボルツマン定数 $k_\mathrm{B}$とアボガドロ数 $N_\mathrm{A}$の積は気体定数となる。

$\displaystyle PV = n R \varTheta_\mathrm{ideal}$ (C.2)

可逆サイクルである理想気体で構成されるカルノーサイクルを考え、温度と熱源とやりとりする熱との関係を示す。

図 C.1: 可逆サイクル(カルノーサイクル)
\includegraphics[width=120mm]{figures/ClosedCycleReversible.pdf}

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