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対流により各面で時間当たりに出入する量は式(2.16)
に示すように質量流量
[kg/s] であり、速度ベクトル
[m/s]と面積ベクトル(式(2.5)-式(2.10)
、密度
[kg/m
]によりそれぞれの面で次のように表される。途中で相対する面の関係を式(2.11)
を用いて求める。
-
軸に垂直
面左
-
|
(2.26) |
-
軸に垂直
面右
-
|
(2.27) |
-
軸に垂直
面下
-
|
(2.28) |
-
軸に垂直
面上
-
|
(2.29) |
-
軸に垂直
面後
-
|
(2.30) |
-
軸に垂直
面前
-
|
(2.31) |
上六式から、まずそれぞれの軸に沿った出入を求める。
の各軸にそってコントロールボリュームから出て行く方向が負、入る方向が正になるように符号を加え、向かい合う面を足し合わせる2.7(2.1.6節
)。
-
軸に沿った出入
- 式(2.27)
式(2.28)
-
軸に沿った出入
- 式(2.29)
式(2.30)
-
軸に沿った出入
- 式(2.31)
式(2.32)
xyz軸での出入の総和、式(2.33)
式(2.34)
式(2.35)をとると、コントロールボリューム全体での対流による質量の出入が次式で求められる。ここで、コントロールボリュームの体積(
)で括られている項の中での各境界面での区別はしない(2.1.7節
)。
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