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1.8 まとめ

熱と仕事がエネルギーであり保存されることを熱力学第一法則(1.2節 p. [*])とし、熱の伝わりや発熱は不可逆であることを第二法則(1.3節 p. [*])として基本の法則とする。この仮定から、可逆サイクル(カルノーサイクル)には次の特徴があることを示した。

以上から、発電所のように2つの熱源(火力発電所であれば燃料の燃焼温度と大気や海水の温度)で動作するサイクル(熱機関)の最高の効率は可逆サイクルの効率であり、その効率は熱源の温度により決まる。熱機関においては、2つの熱源の温度で決まる効率を超えて熱源から仕事を取り出すことはできない。


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