Next: 2.3.4 体積に作用する力
Up: 2.3.3 表面に作用する力
Previous: 2.3.3.1 圧縮性流体(密度 [kg/m ]は変化する)
密度変化を考慮しないため、質量保存式(連続の式(2.34))より
となり、式(2.60)は次のように表される。
|
(2.71) |
の式(2.72)と
の式(2.61)から、それぞれの面に掛かる力を求める。力は外への方向が正となっている。
-
軸に垂直
面左
-
|
(2.72) |
-
軸に垂直
面右
-
-
軸に垂直
面下
-
|
(2.74) |
-
軸に垂直
面上
-
-
軸に垂直
面後
-
|
(2.76) |
-
軸に垂直
面前
-
コントロールボリュームから出る方向に働く力が正としているので、符号をあわせ
軸に垂直な面それぞれを足し合わせ、その和が“表面に作用する力"となる。
-
軸に垂直面
-
式(2.73)
式(2.74)
-
軸に垂直面
-
式(2.75)
式(2.76)
-
軸に垂直面
-
式(2.77)
式(2.78)
xyz軸での出入の総和式(2.79)
式(2.80)
式(2.81)をとると、コントロールボリューム全体での表面に作用する力が次式で求められる。ここで、コントロールボリュームの体積(
)で括られている項の中での各境界面での区別はしない(2.1.7節 p.)。
非圧縮性流体(密度
[kg/m
]は一定)では、式(2.34)より
であるので、次式となる。
Next: 2.3.4 体積に作用する力
Up: 2.3.3 表面に作用する力
Previous: 2.3.3.1 圧縮性流体(密度 [kg/m ]は変化する)
この図を含む文章の著作権は著者にあり、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 3.0 非移植 ライセンスの下に公開する。