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時間あたりに伝わる熱の量(伝熱量)として、熱伝導による伝熱と熱輻射による伝熱が考えられるが、熱伝導のみを考慮する。
熱伝導による伝熱量
[W]はフーリエの法則より次式で表される。
|
(2.154) |
ここで、
は面積[m
]、
は熱伝導率[W/(Km)]である。
上式より、コントロールボリュームのそれぞれの面における熱伝導による伝熱量を求める。
-
軸に垂直
面左
-
|
(2.155) |
-
軸に垂直
面右
-
-
軸に垂直
面下
-
|
(2.157) |
-
軸に垂直
面上
-
-
軸に垂直
面後
-
|
(2.159) |
-
軸に垂直
面前
-
軸に垂直な面それぞれ足し合わせる。その和が“時間あたりに伝わる熱"になる。
-
軸に垂直面
- 式(2.156)
式(2.157)
-
軸に垂直面
- 式(2.158)
式(2.159)
-
軸に垂直面
- 式(2.160)
式(2.161)
xyz軸での出入の総和式(2.162)
式(2.163)
式(2.164)をとると、コントロールボリューム全体での時間あたりに伝わる熱が次式で求められる。ここで、コントロールボリュームの体積(
)で括られている項の中での各境界面での区別はしない(2.1.7節 p.)。
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