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対数-対数グラフで直線で表された次のべき関数の式を基本とする。
方向に10ずらした式(10)、
方向に20ずらした式(11)、定数をそれぞれ変えた式(12)と式(13)がどう変わるか見ていく。
式(10)を変形する。
を代入し、両辺の10の対数を取る。
と
は線形関数にはならず、図12(b)でも直線ではなく上に凸な曲線になっている。しかし
が大きくなるにつれて式3の直線に近づいていく。
方向にゼロ点がずれると
が小さな領域では直線とならず、
が大きくなるにつれて直線に近づくことが分かる。
式(11)を変形する。
を代入し、両辺の10の対数を取る。
と
は線形関数にはならず、図12(b)でも直線ではなく下に凸な曲線になっている。しかし式(10)と同様に
が大きくなるにつれて式3の直線に近づいていく。
方向にゼロ点がずれた場合でも
が小さな領域では直線とならず、
が大きくなるにつれて直線に近づく。
式(12)を変形する。
を代入し、両辺の10の対数を取る。
と
は線形の関係となり、図12(b)でも直線となる。表1に示すように
の係数が変わると両対数グラフ(図12(b))での切片が変わる。
式(13)を変形する。
を代入し、両辺の10の対数を取る。
と
は線形の関係となり、図12(b)でも直線となる。表1に示すように
の指数が変わると両対数グラフ(図12(b))での傾きが変わる。
べき関数は両対数グラフで、定数が変わっても直線で表されるが、
方向や
方向にずれた場合には値の小さな領域で直線から外れる。
図 12:
対数-対数グラフでの比較
(a) 線形グラフ
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(b) 両対数グラフ |
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