)であるので、熱機関では第一法則(式(1.4)、p.
)より熱機関の高温熱源から受け取る熱
絶対値で表すと以下のようになる。
熱機関では仕事を取り出すことが目的であるので、少ない高温熱源からの熱で多くの仕事に変換出来ると効率がよいといえる。そこで、熱機関の効率
は式(1.8)より
と定義される。
ヒートポンプでは第一法則(式(1.4)、p.
)より低温熱源から受け取る熱
(正の値)と高温熱源へ移す熱
(負の値)、必要な仕事
(正の値)(必要な仕事の大きさは1.4.6節の
にあたる)の関係は
絶対値により次のように表される。
ヒートポンプでは低温熱源から高温熱源へ熱を伝えるのが目的であるので、少ない仕事で多くの熱を移せると効率がよいといえる。そこで、ヒートポンプの効率
は
と定義される1.10。